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ついにコニカミノルタ『フォトプレミオ』に入賞できました

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阿佐ヶ谷のシェアハウスで暮らす、写真家の僕(草野)が、コニカミノルタ『フォトプレミオ』に入賞しました。

 

コニカミノルタ『フォトプレミオ』とは・・・

コニカミノルタ株式会社が主催する、新人写真家の発掘・支援を目的とした、公募制の写真賞。
ざっくり言うと、新人賞のようなものです。

みなさん知ってのとおり、あらゆる芸術には新人賞があります。
有名どころを挙げるならば、文学なら芥川賞。映画ならキネマ旬報ベストテン。お笑いならTHE MANZAI。
賞を穫ることで作品が日の目を浴び、名前には箔がつきます。

『フォトプレミオ』は賞金ももらえますし、普通は10日間10万円ぐらい払わないとできない個展を、なんと制作補助費なんていう名目で逆に5万円もらってやらせてもらえます。
なお、数ある写真賞の中でのネームバリューランクとしては、写真界の芥川賞と呼ばれ一番有名な木村伊兵衛賞ならびに直木賞と呼ばれる土門拳賞が最高のSランクとした場合に、その1つ下のAランクに位置すると思います。(Aランクには他に、キヤノン写真新世紀、ニコンJuna21、リクルート1_WALL など)

 

賞金は10万〜100万

もらえる賞金の額は、年間12〜18名の入賞者の、作品そのものと開催した個展の出来栄えによって決定されるようです。
大賞1名に選ばれれば100万円、特別賞2名に選ばれれば30万円、選ばれなかった9〜15名は10万円をもらえます。
10万円もらえるだけでも有難いんですが、ここまできたら100万円を狙っていこうと思っています。

 

応募のきっかけは

写真家として生きていくために、自分の作品を世に出したい。自分の名前に箔を付けたい。
それを実現するためにはまず、名の知れたギャラリーで個展をすることだと思いました。
名の知れたギャラリーで個展をする方法は2つあって、持ち込みか、賞の受賞。
リアルノーマネーで自転車操業の僕は、賞金が出る後者を迷わず選びました。

 

二度あることは三度ある?

正直に言うと、写真賞に応募するのは今回で三度目です。
一度目は2010年。『フォトプレミオ』に、今回とは別の作品を応募して、落選。
二度目は2012年。『ニコンJuna21』に、今回と同じく夜のトンネルの作品を応募して、落選。
そして今回が三度目。『フォトプレミオ』に、夜のトンネルの作品を前回落選時からブラッシュアップして応募し、見事入選。
ベタですが「二度あることは三度ある」ではなくて、「三度目の正直」になって本当に良かったなと思います。
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意識したことは飾ってもらえるかどうか

二度目の落選通知を手にした日から、今回の応募までの約一年の間に、どのように作品をブラッシュアップして、入選できたか。
いろいろありますが、一番意識したのは「作品を部屋に飾ってもらえるかどうか」です。
もし作品を買ってもらったら、リビングなどの部屋に飾ってもらえるか?絵画のように美しいか?
その意識はすなわち“自分の作品が写真マーケットで流通できるほどの価値があるか”ということです。
また、結果として“作品を客観的にみる”ことにもなりますので、どうしても自己満足になりがちな作品制作において重要な考え方だと思います。
絵画のような美しさを求め、夏の夜は蚊と戦い、警察には何やってるのと職務質問され、嵐の夜は雷におびえながら傘で雨をしのぎ、通りがかりのおばちゃんにはこんなの撮って誰が喜ぶのと言い放たれ、車の中で寝泊まりしながらほうぼうでの撮影を行い、暗室でじっくりと丁寧にプリントした作品です。

 

コンセプト

トンネルをカメラのレンズに見立てて、夜をカメラの中と想定し、トンネルが切り取った風景・その光を、さらに本物のカメラのレンズで切り取り、フィルムに焼き付ける・・・という行為を写真に収めた作品です。
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応募してから12日経って

作品を応募してから12日後の2013年12月12日、午前11時31分。僕のiPhoneがジリリリリと鳴りました。
その日は仕事が休みでまだ寝ぼけまなこでしたが、03で始まる番号を見て僕は「もしや」と思い、すぐさま電話に出ました。
僕「はい、草野です」
相手「コニカミノルタの○○です。草野様がフォトプレミオの最終選考に残りました。つきましては選考委員の秋山亮二先生との面談をお願いいたします」
・・・えっ?
入賞経験のある写真家の友人の話やネットの情報で、郵送での結果通知の前に内定者には電話がかかってくることは知っていたんですが、内定じゃなくて最終選考ってナンダロウ?
まだ10名くらい最終選考に残っていて、面談でふるいにかけられるのだろうか?
それとも最終選考に残った=内定なのか?
僕は、喜びと不安が入り混じったすごく複雑な気持ちで後日の面談に向かうことになりました。

 

謎の最終選考

備えあれば憂いなし。
僕は面談でふるいにかけられることを想定し、予想される質問とその答えをしっかり考えて、がちがちに準備して家を出ました。
しかし面談開始直後に秋山先生が「今日は内定ってことで来ていただきましたが〜」とおっしゃられたため、僕の不安は熱湯に投じた冷凍食品のように溶けてゆきました。
そして質問は1つ「これと同じ内容の写真展って他でやったことありますか?」のみ。
僕が「やったことないです」と答えると、「わかりました。ではフォトプレミオでやってもらいます!」とのこと。
「こればっかりは直接聞かないとわからないですからねぇ〜」とおっしゃってましたが、ネット社会の今、たとえ嘘をついたとしてもググられたらすぐばれてしまいますね。
まぁ、作品だけじゃなく作者を実際に見て最終確認、という意味も込められた最終選考なんだろうなと思いました。
兎にも角にも内定をいただけたので、その日はシェアメイトと祝杯をあげました。

 

やっときた正式な結果通知

面談のときに言われたのですが「郵送での正式な結果通知が来るまでは、内定の件は公表しないでください。家族ぐらいには言ってもいいですが」とのことで、まわりに言いたいけど言えないもどかしい日々が続いていました。(親戚を含め大騒ぎになりそうなので、家族には正月帰省したときに直接言うことにしました。シェアメイトには言っちゃったけど)
そして待ちにまって12月25日。その日はたまたま1人で夕飯の支度をしていましたら、それは家に届きました。
コニカミノルタの青いロゴマークが入った白地の封筒は、3年前に落選したときよりも分厚く、いろいろ入ってそうでした。
ご飯を後回しにして急ぎ開封すると、『フォトプレミオ2014ご入選と写真展開催のご案内』の文字が・・・!
僕にもようやく、クリスマスに良い思い出ができたのでした。
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個展は6月25日〜7月4日

今回の個展は、2014年6月25日〜7月4日に開催する予定です。会場は、新宿のコニカミノルタプラザ
JRとメトロの新宿駅東口から徒歩1分のところにある、高野ビルの4Fにあり、タカノフルーツパーラー(5F)とGUCCI(3F)にはさまれています。
駅とは地下通路で直結しているのでアクセスは抜群。雨の日でも濡れずにお越しいただけます。

今回なにが一番嬉しいかって、ここ数年かけて撮りためてきた夜のトンネルの写真たちを、こんなきらびやかに発表できることです。ちなみに、僕にとって初めての個展となります。
お時間があればぜひとも見に来ていただきたいです!ちなみに入場は無料です!!

< 草野直也  写真展『Tunnel』>
2014年6月25日(水)〜7月4日(金) 10:30〜19:00(最終日は15:00まで)
〒160-0022 東京都新宿区新宿3-26-11 コニカミノルタプラザ
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